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塗装できない屋根材「コロニアルNEO」

公開日:2025.05.13 最終更新日:2025.05.15

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

塗装できない屋根材「コロニアルNEO」についてご紹介します!

コロニアルNEOは、2001年にクボタ(現KMEW)からアスベスト規制により使用出来なくなった”ニューコロニアル”の後継として販売されていたノンアスベストスレート屋根材になります。

その後、2008年にコロニアルクァッドが発売されるまで約7年間の販売で終了した屋根材です。

ですが、その7年間の間にコロニアルNEOは、全国の戸建て住宅の屋根に使用されました。

特徴としては、不規則なヒビ割れ・欠け・変色などが見受けられます。


スレート屋根の歴史

まずは、スレートの歴史を振り返ってみましょう。

明治時代に、日本に天然スレート石綿スレートが輸入されました。

天然スレート

天然スレートは、粘板岩(ねんばんがん)と呼ばれる天然の石を加工したものなので、希少価値の高い高級な屋根材とされ、日本では、あまり普及しませんでした。

ちなみに東京駅の屋根は、天然スレートだそうです。

石綿スレート

石綿スレートは、セメントに石綿(アスベスト)を混ぜて圧縮成型したもので、断熱性・防火性・耐久性が高く、日本の屋根建築資材として多く普及しました。

しかし、2004年、労働安全衛生法施行令の改正により、アスベストの含有量が1%を超える建設材、資材の製造・販売が禁止され、2006年には、アスベスト含有量0.1%を超える石綿(アスベスト)含有製品の製造・輸入・使用等が禁止されました。

石綿が完全に規制されたのは、2004年ですが、建材メーカーは、1990年頃から石綿抜きの屋根材を製造販売していました。

これが昨今、問題になっている塗装できない屋根材です。

ノンアスベスト屋根材は、1990年後半〜2004年頃までに製造・施工されたほとんどの屋根材は、アスベストの健康被害を危惧し、2004年に定められた規制をクリアする為に、アスベストを使用せずに製造・販売された屋根材です。

急遽、アスベストを使用しなくなった為、その時期に製造・販売された屋根材は、どのメーカーの屋根材も耐久性に乏しく8年~10年くらいすると不具合が多く報告されはじめ、生産されなくなりました。

コロニアルルNEOもその一つです。


コロニアルNEOの特徴

コロニアルNEOは、冒頭でもご説明しましたが、2001年にクボタ(現KMEW)からアスベスト規制により使用出来なくなったニューコロニアルの後継として販売されていたノンアスベストスレート屋根材でその後、2008年にコロニアルクァッドが発売されるまで約7年間の販売で終了しました。

ですが、その7年間の間にコロニアルNEOは、全国の戸建て住宅の屋根に使用されたのです。

特徴としては、8〜10年経つ頃から、不規則なヒビ割れ・欠け・変色などが見受けられるようになりました。

変色

コロニアルNEOの劣化症状のひとつに変色があります。

通常の屋根材でも表面の塗膜が劣化すると変色することがありますが、コロニアルNEOは、一面や一枚ごとに変色するケースがあります。

劣化の初期症状でもあります。放っておくとヒビや割れの症状が、雨漏れに繋がる可能性もあります。

ヒビ割れ

アスベストが含まれていないコロニアルNEOは、耐久性に乏しい為、経年と共にヒビが入ってきます。

スレートのヒビ割れは、釘打ち箇所から割れることがほとんどですが、コロニアルNEOの特徴として、不自然な箇所からの方向性のない複数のヒビ割れが見られます。

さらに、重さが加わるとすぐに割れてしまうので、屋根を調査してもらう際にも注意が必要です。

大きな欠け

上記のヒビ割れの症状が悪化していくと、そこから割れ落ちていきます。

写真のように大きく割れてしまう症状もコロニアルNEOの特徴です。

通常のスレートでもヒビ割れや欠けは、見られますが、コロニアルNEOの場合、不規則・不自然なヒビ割れから大きく割れてきます。

屋根材の下には、二次防水であるルーフィング(防水紙)がありますので、すぐに雨漏りするわけではありませんが、屋根の防水上、非常に良くない状態になります。

なにより屋根材の落下の危険がありますので、発見された場合は、すぐにメンテナンスをお願いしましょう!


コロニアルNEOの見分け方

上記のような症状が見られた場合は、コロニアルNEOの可能性が高いので、専門業者に診てもらうことをオススメします!!

ですが、お家の屋根が比較的よく見える場合は、コロニアルNEOの形状により、ご自身でも判断可能です。

スリットの端が、凹んでいる箇所の半分の長さになっています。

凹み箇所の角が、斜めの形状になっています。


コロニアルNEOは、塗装出来るのか

稀に知識のない塗装業者が、「多少のヒビ割れは補修できるので、塗装出来ますよ」などと誤った施工方法を勧めてくることがありますが、コロニアルNEOは、塗装出来ません!

出来ないというよりは、塗装しても意味がありません。

そもそも、スレート屋根は、セメントを主原料にしている為、基材そのものに防水性がありません。

スレートは、屋根材の上に防水塗膜がコーティングしてあり、その防水塗膜が劣化してしまうと屋根材自体の劣化やコケの発生に繋がります。

コロニアルNEOの場合、屋根材自体の作りに問題があり、経年によってヒビ割れ・欠けが発生してしまうため、コロニアルNEOに塗装をしたところで、一時的に見栄えは、良くなるかもしれませんが、塗膜の劣化よりも早く屋根材が、割れだしてしま有からです。

なによりも、塗装する際、職人がコロニアルNEOの上を歩くと割れてしまいます。

どんなに慎重に施工しようとも、耐久性に乏しいコロニアルNEOは、成人男性の体重で乗っかれば、どんどん割れて屋根のメンテナンスどころか、症状を悪化させてしまいます。

なので、塗装でのメンテナンスはオススメできません。


コロニアルNEOのメンテナンス方法は?

塗装出来ない、コロニアルNEOですが、メンテナンス方法は、2種類あります。

屋根葺き替え工事

葺き替えは、既存の屋根材を撤去して、新しい屋根材で葺き替えるメンテナンス方法です。

下地から補修・点検できるため、費用は嵩みますが屋根の寿命を大きく伸ばすことができます。

コロニアルNEOは、塗装や補修などが不可なため、屋根材を新しく交換するのが、最善の策となります。

屋根カバー工法

屋根カバー工法は既存の屋根材の上に新しく屋根材をかぶせるメンテナンス方法です。

工期が短く、廃材が少ない為、葺き替えに比べると工事費用が安く抑えられる特徴があります。

コロニアルNEOのメンテナンスをされる方のほとんどは、屋根カバー工法です。

屋根材を被せる前に、新規のルーフィング(防水紙)を貼るので、屋根防水が二重になるメリットもあります。

デメリットとして、既存の屋根材を撤去せずに新しいルーフィング・屋根材を被せるので、屋根の重量が増してしまいますが、軽量の金属屋根材を使用することで、重さによるデメリットは、ある程度軽減されます。


まとめ

いかがでしたか?コロニアルNEO以外にも多数の塗装出来ない屋根材が多くの住宅の屋根材としていまだに使われています。

これらの屋根材は、リコール対象になっているものは少なく、製品保証も10年程の為、自己負担で改修工事を行わなければなりません。

今後の劣化によるトラブルや物価高騰などを考えると、早い段階でのメンテナンスをオススメします。

本日は塗装できない屋根材“コロニアルNEO”についてご紹介させていただきました。

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