海外製塗料は本当に日本の気候に合う?
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目次
海外製塗料は本当に日本の気候に合う?についてご紹介します!

最近、お客様から「ア◯テックってどうなんですか?」というご質問をいただくことが増えてきました。
ア◯テックはもともとオーストラリア生まれの塗料で、高い耐候性や遮熱性をうたっている人気の製品です。
たしかに性能面では優れた部分も多くありますが、実は“海外製”という点で一つ注意しておきたいポイントがあります。
海外製塗料は「その国の環境」に合わせて作られている

塗料は、単に「色をつけるため」のものではなく、その地域の気候・気温・湿度・紫外線量などに最適化されてお家を守るために開発されていることが多いです。
例えばア◯テックは紫外線が非常に強く、乾燥した気候のオーストラリアで生まれた塗料です。そのため、強い日差しに強く、乾いた空気の中での耐久性が高いという特長があります。
日本の気候は「高温多湿で四季がある」という特殊環境

日本は、梅雨時期の湿度、台風による豪雨、真夏の高温、真冬の寒さなど、気候の変化が非常に大きい国です。
そのため、「海外製塗料が日本の環境にもそのまま合う」とは限らないのが現実です。
塗膜が思ったより早く劣化したり、湿気の影響でトラブルが起きたりする可能性もあります。
実際に施工後数年でトラブルが発生し、「やっぱり国内メーカーにすればよかった…」というお声も耳にします。
やっぱり安心できるのは国内メーカー

国内メーカーの塗料(日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研など)は、日本特有の気候や建物事情を前提に開発されているため、長期的な安定性やメンテナンス性において信頼性が高いです。
もちろん、ア◯テックにも魅力的な性能はありますし、条件によっては選択肢に入ることもありますが、私たちとしては基本的に国内メーカーの塗料をおすすめしています。
【まとめ】海外製塗料=悪いわけではない。でも「気候との相性」は大事!
海外製の塗料には独自の強みがありますが、塗装は「どこで使うか」がとても大切になります。
日本の気候には、やはり日本の塗料が一番合っているというのが、私たち現場での実感です。
塗料選びに迷ったときは、ぜひお気軽にご相談ください!
