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塗装できない屋根材「ザルフグラッサ」

公開日:2025.05.19 最終更新日:2025.05.19

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

塗装できない屋根材「ザルフグラッサ」についてご紹介します!

ザルフグラッサとは

ザルフグラッサは、同じく塗装出来ない屋根材のコロニアルNEOと同じく、旧クボタ(現:KMEW)から製造・販売されていたスレート屋根材です。

正式には、1997年~2006まで同じくクボタ(現:KMEW)から製造・販売されていた「ザルフ」の高耐候仕様として販売されていたのが「ザルフグラッサ」です。形状もほぼ一緒なので、現在は、ザルフザルフグラッサのどちらかで呼ばれております。

ザルフ、ザルフグラッサ共に、2001年~2006年前後に製造・販売されたものは、アスベストを使用しないノンアスベスト屋根材になっており、施工後8〜10年経つにつれヒビ割れ欠け・割れといった症状がおこります。劣化が進むとパミールのような層状剥離も稀におこります。

ザルフグラッサ以外にも、1990年後半〜2004年頃までに製造・施工された屋根材のほとんどは、アスベストの健康被害を危惧し、2004年に定められた規制をクリアする為に、アスベストを使用せずに製造・販売されたノンアスベスト屋根材は、急遽アスベストを使用しなくなった為、どのメーカーの屋根材も耐久性に乏しく、8年~10年くらいすると不具合が多く報告され、生産されなくなりました。

ザルフグラッサの特徴

ザルフグラッサは、コロニアルNEOとよく似ています。

ザルフグラッサ

角が直角になっている

コロニアルNEO

凹み箇所の角が、斜めの形状

また、ノンアスベストのザルフグラッサは、経年と共に劣化が進行していきます。

主な症状は、これらです。

ヒビ割れや割れ

耐久性に乏しく非常に脆いザルフグラッサは、経年劣化と共に、ヒビ割れが発生します。

ヒビ割れが進行していくと、そのまま割れていきます。

欠落

割れてしまった基材は、欠落してしまいます。

屋根から落ちたことで、初めて屋根材の劣化に気づくケースが非常に多いです。

層状剥離

層状剥離とは、基材がミルフィーユ状に層ごとに剥離していく症状です。

この症状は、同じノンアスベスト屋根材で有名なニチハのパミールに多く見られる症状です。

パミールは、この症状が全体的に現れるのですが、ザルフグラッサでは、一部だけ層状剥離のような症状になることが多いです。

いずれの症状も放置しておけば、劣化は日に日に進行してゆき、いずれは、雨漏れに繋がります。

屋根材の下には、二次防水であるルーフィング(防水紙)がありますので、すぐに雨漏りするわけではありませんが、屋根の防水上、非常に良くない状態であり、なにより落下の危険がありますので、発見された場合は、すぐに業者にメンテナンスをお願いしましょう!

ザルフグラッサは、塗装出来るの?

知識のない塗装業者が、「多少のヒビ割れは補修できるので、塗装出来ますよ」などと誤った施工方法をすすめてくることがありますが、ザルフグラッサは、塗装しても意味がないです。

そもそも、スレート材は、セメントを主原料にしている為、屋根材そのものに防水性がありません。

スレートは、屋根材の上に防水塗膜がコーティングしてあり、その防水塗膜が劣化してしまうと基材自体の劣化やコケの発生に繋がります。

ザルフグラッサの場合、屋根材自体の作りに問題があり、経年によって、ひび割れ・欠けが発生してしまいます。

ザルフグラッサに塗装で、一時的に見栄えは、良くなるかもしれませんが、塗膜の劣化よりも早く屋根材が、割れだしてしまいます。

なによりも、塗装る為に職人がザルフグラッサの上を歩くと割れてしまいます。

ザルフグラッサのメンテナンス方法

塗装出来ない、ザルフグラッサですが、メンテナンス方法は、2つあります!!

屋根葺き替え工事

葺き替えとは、既存スレートを撤去して、新しい屋根材で葺き替えるメンテナンス方法です。

下地から補修・点検できるため、費用は嵩みますが屋根の寿命を大きく伸ばすことができるため、屋根材を新しく交換するのが、最善の策です。

屋根カバー工法

レサス含め、ノンアスベスト屋根材のメンテナンスをされる方のほとんどは、屋根カバー工法です。

屋根カバー工法は既存の屋根材の上に新しく屋根材をかぶせるメンテナンス方法です。

工期が短く、廃材が少ない為、葺き替えに比べると工事費用が安く抑えられます。

屋根材を被せる前に、新規のルーフィング(防水紙)を貼るので、屋根防水が二重になるメリットもあります。

デメリットとして、既存の屋根材を撤去せずに新しいルーフィング・屋根材を被せるので、屋根の重量が増してしまいますが、軽量の金属屋根材を使用することで、重さによるデメリットは、ある程度軽減されます。


まとめ

いかがでしたでしょうか。

現在、ザルフグラッサ以外にも多数の塗装出来ない屋根材が多くの住宅の屋根材として使われています。

これらの屋根材は、早い段階で葺き替えるか、カバー工法でのメンテナンスをお勧めします。

今回は塗装できない屋根材“ザルフグラッサ”についてご紹介させていただきました。
お家の屋根材が塗装できない屋根かどうかは経験豊富な屋根工事業者であれば見極めることができます。

鈴吉ペイントでは現場経験10年以上の外壁診断士が在籍しており、建物診断・見積もりが無料ですのでぜひ、お気軽にお問合せください!

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